宅建試験に独学で合格するのは難しいと言われますが、実際のところはどうなのでしょうか?
独学受験を経験した私が感じた「難しさ」を紹介します。
宅建試験に独学合格するのは難しい?
「宅建試験に独学で合格するのは難しい」
ネット上でリサーチしているとこのような情報をよく目にしますが、実際のところはどうなのでしょうか?
宅建試験の合格率は約15%、必要な勉強時間は約300時間と言われています。
独学の合格率はもう少し低くなりますが、1日1時間の勉強なら約10カ月、1日2時間なら約5か月で合格レベルに到達できます。
社会人が働きながらでもなんとかなるかな、という感じです。
そういった事を考えると宅建試験は難易度的には国家試験の中でも比較的易しい部類に入るのではないかと思います。
それでは宅建独学合格の難しさはどこにあるのでしょうか?
私の経験からいうと、独学の難しさは『モチベーションを保ち勉強を続けること』にあると思います。
もちろん一人で問題に取り組んでいると、分からない問題に出くわすこともあります。
しかし今の時代、ネットで調べるとたいていの場合は解答にたどり着けます。
宅建の過去問を解説付きで学習できるサイトもたくさんあります。
しかし独学の場合、勉強を続けていくことはなかなか大変です。
予備校に通う場合には同じ目標に挑戦する仲間がいます。
通信教育の場合でも講師の先生からの叱咤激励があるでしょう。
しかし独学の場合は全ては自分次第。
勉強をサボっていても声をかけてくれる人がいません。
油断するとずるずるとフェードアウトしてしまいます。
そういったことを考えると「宅建試験に独学で合格するのは難しい」というのは正しいのかなと思います。
でも、本当に難しいのは勉強を続けること。
勉強を続けさえすれば合格は見えてきます。
そこで次の章では、宅建初学者だった私が独学で1日も休まず勉強を続けられた方法を紹介します。
宅建の勉強を独学で続ける3つのコツ!
それでは私が宅建の勉強を独学でも続けられたコツを紹介します。
私は、自分が勉強を続けられたのには次の3つのポイントがあると思っています。
①朝の時間
②置き換え
③無理しない
まずは一つ目の「朝の時間」について
私は宅建の勉強を朝の時間にしていました。
学習時間を増やして夜に勉強するようになってからも朝の勉強は続けました。
私が考える朝に勉強する一番のメリットは「基本的に同じルーティンで過ごすので予定が崩れることが少ない」というところです。
仕事が始まる1時間半前ぐらいに起きます。
顔を洗って、歯を磨いて、PCを立ち上げて、コーヒーを飲みながらメールチェックやネットニュースを見る。
30分前になると身支度を整えて15分前に家を出る。
だいたい毎朝こんな感じです。
あなたも朝起きてから家を出るまでの時間の過ごし方はある程度同じルーティンになっていると思います。
なのでこのルーティンの中に上手く勉強を組み込めれば、苦労することなく習慣化出来ます。
ちなみに夜の場合は簡単にはいきません。
夜は仕事で帰宅が遅くなったり、急用、急な来客などで予定が狂う事が多々あります。
そうすると習慣化するのが難しくなります。
出勤時間が日によって違う、という人もいると思いますが・・・
その場合でも、なるべく決まった時間に勉強できるように工夫したほうが良いと思います。
次に2つ目のポイント「置き換え」です。
基本的に私はコツコツと続けることが苦手です。
そのため習慣化に関する本などは何冊も読んできました。
そういった本に書かれていたのは時間管理アプリなどを使い1日の行動を把握し、隙間時間を見つけて活用する、というものでした。
もちろん何度か挑戦したのですが、結果は芳しくありません。
隙間時間の活用というと聞こえはいいですが、この方法は詰め込み過ぎになってしまい私には辛いものでした。
そこで私が今回実践したのが「置き換え」です。
置き換えダイエットなどの置き換え。
やり方は時間管理アプリを使って1日の行動を把握するまでは同じです。
もっとざっくりとした把握でもかまいません。
次に普段の行動の中で別になくてもいいかな、という時間を宅建の勉強に置き換えました。
先ほどの私の例で言うと、朝のメールチェックやネットニュースを見る時間。
そこを30分削って勉強に置き換えたんです。
もともとだらだらとPCをいじっていた時間なので、無くなっても大した問題はありません。
それよりも毎朝決まった時間に勉強時間を確保できたことは大きいことでした。
毎朝PCを立ち上げる前に勉強していたので、忘れることなく続けられました。
「何かを習慣化させたいときには、やめる事と置き換える」というのは勉強以外にも使えるコツだと思うのでぜひ試してください。
こういった感じで朝の時間に勉強する習慣が出来ればしめたものです。合格も見えてきますね^^
それでもまだ「勉強が苦痛で・・・」という人もいるかもしれません。
そんな方も安心してください。
ここで3つ目のポイント「無理しない」です。
私は自分がすぐに逃げたくなることを知っています。
そのため自分に課すハードルは出来るだけ低く設定しています。
もちろん低いままでは合格できないので、低いところから徐々に高くしていかなければいけませんが、まずは続けられることが先決です。
実践記を見てもらえれば分かりますが、1ヶ月目のハードルはかなり低いです。
毎朝テキストを読むだけですからね。
それも30分。20分ぐらいの日もあったと思います。
そこから続けられそうかな、となったところで
問題集を購入、勉強時間の増加とスケジュールを修正しながら続けていきました。
初めは低いハードルでもいいので少しづつ自信をつけて、徐々にハードルを高くしていけばいいと思います。
また勉強の予定を立てる時には宅建独学合格へのスケジュールを参考にしていただければと思います。
まとめ
宅建試験に独学合格は難しい。
でも難しいのは試験の難易度ではなく勉強を続けること。
私の場合は、朝に惰性でやっていた行動を勉強時間に置き換え、習慣化出来たことで継続できました。
習慣化する3つのコツはいろいろな事に応用可能だと思います。
上手く活用して宅建独学合格に役立ててもらえればと思います。
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